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古書のまち 神保町

古書のまち神田神保町とは

神田古書店街は、主に東京都千代田区神田神保町にある古書店などが密集している場所の総称です。明治10年(1877年)に神田近くに東京大学が設立され、この地域に相次いで明治法律学校(明治大学)、英吉利法律学校(中央大学)、日本法律学校(日本大学)、専修学校(専修大学)などの法律学校が設立されました。東京大学は明治18年(1885年)に、現在の文京区本郷に移転をしていますが、そのような学校の学生向けに法律書や古書を扱う書店ができたことが、神田古書店街の始まりと言われています。その後、大学の学部が多様化することにより、それにあわせて各書店も発展してゆきました。各書店はそれぞれ専門分野を持っており、その分野は文学・哲学・社会科学・演劇・自然科学・洋書・文庫本・雑誌・漫画・アニメまで、バラエティに富んでいることもこの神田古書店街の魅力です。
今では、世界各国から日本の書籍だけでなく世界の古書を求めて神田の古本屋街に押し寄せています。今や世界が注目する世界の人気古本屋街になっています。

毎年秋にはイベントも開催!!

毎年秋には神田古書店街の「神田古本まつり」が東京商工会議所千代田支部協賛で開催されています。なんと60年以上の歴史があり、神田古書店街の年中行事になっています。古本まつりの期間は、靖国通りにある古書店と対面するようにずらっと書棚が並ぶ「本の回廊」が名物となっています。
「神田古本まつり」と同時に、様々なイベントが開催され、今では東京名物として定着し、日本全国はもとより、海外からも多くの人々が神保町に集まります。書物に関する様々なイベントを通じて、多くの読書人の方々から支持され、期間中、街のにぎわいは古書店にととまらず、地元の商店街や神保町駅周辺全体がにぎわいます。
また、古書店から漂う独特の香りが2001年に環境省選定のかおり風景100選にも選ばれており街並みと同時に香りも風景の一つになっています。

神保町の街並み1
神保町の街並み2

約180店舗といわれる古書店の多くは、靖国通りと白山通りが交わる神保町交差点を中心とした地域に集まっていますが、広く東はJR神田駅、北はJR水道橋駅やJR御茶ノ水駅方面にかけても店舗が点在しています。
神保町の書店街を歩けば、文芸、社会科学、自然科学、スポーツ、エンタテインメントなど、ほとんどすべてのジャンルの本に出合うことができます。いまやインターネットで気軽に本を検索し買える時代になりました。しかし、“現物”をその場で眺め、手にできるという喜びは、書店の書棚にまさるものはありません。また、古書店街は、ぶらり本を眺めながらはしごをするという独特の楽しみがあります。目的はなくても、珍しい本に出合うなど、新たな「発見」がまっているかも。この発見を求めて神保町へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

電車最寄り駅

◆JR御茶ノ水駅・水道橋駅 ◆都営地下鉄 新宿線・三田線:神保町駅 ◆東京メトロ 神保町駅

●明大通り・千代田通り ●靖国通り南面 ●靖国通り北面白山通り
●すずらん通り・さくら通り神保町交差点北東部 ●水道橋駅付近・神保町交差点北西部
●すずらん通りの北部南部 ●さくら通りの北部南部

澤口書店厳松堂ビル店の外観
本のマークのガードレール
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